副業や起業準備が会社にバレないために

会社にバレないように起業したいと誰もが思います。
副業だってそうです！ばれないようにやれて、いずれは本業と差し替えもありですね！

でも、「もし失敗したらどうしよう・・・」と思ってしまうものです。

そう思わなくても、リスクを伴うものですから、
退職後まったくのゼロから事業を開始するというのは、ただの無計画なだけですね！

そのため、在職時から起業の準備を始めることが一番です。

今回は、そんな時に注意スべき点について書きました！

この際に注意すべき点

まず在職中については、
「職業選択の自由」が憲法で認められているため、会社側は副業をすべて禁止することはできません。

ただし、以下の3つは会社に実害がでる可能性があるため
これに当てはまる場合の副業は、社則にて禁止されている場合があります。

・本業に支障をきたす
・対外的な信用低下を招く
・同業他社に秘密が漏れる

当然、これらに該当する副業はバレた時に、言い訳できないので
できるだけ避けたりする方がいいかもしれません。

でも、これらに該当しない場合であっても会社に副業がバレたくないと思います。

会社に副業がバレる原因の1つ目

これは給与から天引きされる住民税です。

でも、これも税務署にて自分で確定申告することで対応可能です。

給与明細を作成している会社が側からしたら、給料の金額に対し、
住民税があまりに高額であると副収入の存在が簡単に推測できます。

これを避ける方法は、税務署への確定申告の際に
「給与以外の所得は自分で納付する」という住民税の項目にチェックを入れるだけです。

不安な方は、手続きの際に「会社にバレたくないので住民税を別に払いたい」と伝えてください。

これで税金部分は安心です。

会社に副業がバレる原因の2つ目

これは、単純で人づてにバレるケースです。
知人に副業を口外しないよう気をつけるしかありません。

ちなみに、副業のための会社を既に設立しているような場合は、
会社の登記情報からバレるケースもあります。

軌道に乗るまでは個人事業主のうちで止めておくのもひとつの手かと思います。

代表者名を奥さんにしたり、親族の誰かにして置くのが無難です。

会社ホームページを作って、ご丁寧に代表に自分の名前など記載するものなら
検索ですぐに見つかってしまうケースもありますので、出すぎず水面下で準備を進めましょう！

会社から損害賠償を請求されるケース

退職後にも注意しなければならないのが次の2点です。

・勤務時代と同業種で起業
・同僚と一緒に起業

これらは、やり方によっては、元の勤務先から訴えられることもありますので注意です。

同業種ということは、ライバルになり得る場合もあれば、
ライバル会社のバックアップを行うようなものでも、会社の利益を脅かす可能性があるからです。

起業をするのであれば、同業種はオススメできません。
また、どうしても同業種の場合は、しっかり説明して協議の上でとなるでしょう。
しかし、この場合は大抵数年は起業を自粛されますので、結果厳しいと思います。
対策としては、別業態で会社を立ち上げて、ひっそり同業種の仕事も請け負うのが無難です。

同僚との起業も同じく、取締役など高い役職にいる場合は、競業避止義務・善良な管理者としての注意義務（善管注意義務）もありますし、キーマンが同時にやめることで、会社へのダメージがありそうであれば、訴えてくるかもしれません。

要は、秘密にしておくのが一番ですね！
辞める時は、「転職」と伝えておくのが一番です。

一緒に起業しますなんて、ご丁寧に伝える必要はありません。

勤務先を味方につける

これができれば、以外にも考えてもいなかった安定収入になったりもします。

律的な観点からの話をしましたが、ここからは義理人情のお話で、
「元の勤務先の決済権のある方」と、良好な関係であれば
勤め先の顧客を引き継がせてもらえたり、仕事を貰える場合もあります。

以外にもこういう話は多いです！

これは元の勤務先から顧客を奪い取れるのではなく、
そこで培ったノウハウと経験を十分に活かすことができた証明にもなります。

敵を作らず、顧客も知人も関係者全員が応援してくれるような人間性とビジネスは、
綺麗事ではなく強い武器だと思います。

最後に

「時間がないから」という理由で、退職して起業準備をする方も見ますが少数派です。
万が一のことも考え、職歴には傷を付けないでおくのが懸命です。

転職の際に、空白の期間を「事業を展開してました」といっても
採用側は、「どちらにしてもうまくいかなかったのね」「思いつきで退職される可能性がある」
と思うだけです。

「忙しい」という理由で、退職しないとできないというのはタイムマネージメントをすることで
空き時間を活用できるようにもなりますし、時間に余裕のある会社へ転職して時間を作るのもひとつの手だと思います。

まとめ

1、収入ができたら確定申告は自分で行う
2、退職せずに、在職中に起業準備をする
3、できれば、同業種での起業は避ける
4、退職時は波風立てずにしれっと退職

副業も同じく、1と3は意識するとバレませんし、バレた時に示しがつきます！

確定申告のやり方や、副業で困ったことがあればお気軽にまずはご相談ください。